【自作戦記】『東部戦線』第1部『ポーランド電撃戦』~それぞれの道(2)~

ブレスト市内のクラブでは、機長のマヤコフスキー曹長が、酒場女と共に酒を飲んでいた。
そこへ、フョードラがやって来た。

マヤコフスキー:「おぅ、フョードラ、こっちだこっちだ!」

マヤコフスキーが手を振って、フョードラを呼んだ。

酒場女:「曹長さん、この女性も、曹長さんの部下なの?あら、結構可愛らしいわね。」

酒場女の軽い言葉に、フョードラは何か馬鹿にされている様な感覚を覚えた。

フョードラ:「マヤコフスキー曹長の機の偵察員、フョードラ・シュパーギナ兵長です。これでも一応、軍人ですよ。」

鋭い眼つきでキッと酒場女を見返すと、フョードラは酒場女に皮肉交じりに自己紹介をした。

酒場女:「何よ、この女!これだから黒髪の女は・・・気が強いったらありゃしない!」

マヤコフスキー:「すまんが、少し席を外してくれないか・・・」

酒場女:「はいはい、軍人さんなら、秘密なお話も沢山ありますでしょうしね。」

そう言って煙草の煙を一息吐くと、酒場女は奥へを引っ込んで行った。

マヤコフスキー:「フョードラ、知っての通り、俺たちはこれから北に向かう。」

フョードラ:「今度の相手はフィンランドだそうですね。」

マヤコフスキー:「そうだ。」

フョードラ:「でも、今のこの季節にフィンランドだなんて・・・」

マヤコフスキー:「俺もそれを心配している。」

マヤコフスキーが溜息混じりに応えた。

マヤコフスキー:「これからの季節、フィンランドでの天候がどうなるか・・・」

フョードラ:「かなり、無理がありますね。」

フョードラが頷いて応えた。

マヤコフスキー:「天候次第で、地上部隊に対して満足な支援を与えられるかどうか。戦闘機隊の援護も問題だ。」

フョードラ:「偵察任務にも、影響がでますね。」

フョードラも溜息交じりに、そう話す。

マヤコフスキー:「とにかく今回の戦いは、厳しい物になるだろう。やられないよう、祈るしか無いな。」

フョードラ:「わかりました。」

*************************************************


それから3日後。
フョードラ達ソヴィエト軍機は、北のフィンランド国境沿いの飛行場に向けて、ブレストから飛び立って行った・・・
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テーマ : 自作歴史連載小説
ジャンル : 小説・文学

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フィンランドかあ~~~。
そこを侵攻するのは難しそうですね。
雪が沢山ありますからね。
気候と戦うのも戦争の醍醐味ですよね。


それもあるけど、フィンランドに侵攻する経済的資源があるのかな。。。
・・・と滅茶苦茶どうでもいいことを思いついてしまった。

>>LandM様

こんにちは^^
北国フィンランドを、何でまたよりにもよって冬にと、そんな気がしますよね^^;
ソヴィエトも同様に寒い国だから、フィンランドの冬を過小評価してたんですかねぇ?

ちなみに冬戦争についてWikipediaで調べてみると・・・
ちょっと流し読みをしてみただけですが、資源よりも勢力圏の拡大が目的だったようですよ^^;

うーん

きびしい戦いになりそう。
季節もそうだし、航空支援がない
戦車隊もなかなか心細いですよね。
勢力圏の拡大ですかー。
そうやって無理して維持できなくて
現場が苦労すると…

>>TYPE MM04様

こんばんは^^
実際、ソヴィエト軍にとっても厳しい戦いに、なった様ですね><
今度この、『冬戦争』についても、詳しく調べてみたいとおもいます^^
どこの世界でもそうですが、上はいつも、快適な部屋で指示を出すだけですからねぇ・・・
実際に戦うのは、現場の人間です^^;
でも、手柄は上の者の手柄になると・・・^^;

ついに冬戦争ですね。
上層部はフィンランドは小国程度と思っていたのかもしれませんが、
冬に侵攻する前線部隊からしたら、
堪ったものではありませんね(><)

>>ツバサ様

こんばんは^^
第1部はあと1話で終わってしまうので、『冬戦争』の場面は描かれませんが、ソヴィエト軍も『冬戦争』に突入ですねぇ・・・
ソヴィエト連邦の上層部は、本当にフィンランドを弱小国と侮っていたのかもしれませんが、真冬のフィンランドに動員されるソヴィエト兵にとっては、堪ったもんじゃぁ無いですね><
実際、凍死する兵や、凍傷などで負傷した兵なんかも、多かったようです><
フィンランド兵は冬季装備も整っていて、夜な夜なソヴィエト兵が、一人、また一人と消されて行ったとか・・・

この後ソ連軍はフィンランドに侵攻するんですねー。
森が多い冬のフィンランドは攻め込むのが大変そうですが、実際苦戦するんでしたっけ。
上層部の無謀な命令で現場の人間が地獄を見るのは、日本軍と同じだったんだなと思います。

>>ponch様

こんばんは^^
今回は『冬戦争』の模様は描かれませんが、この後、ソヴィエト軍はフィンランドに侵攻します。
何だかんだでソ連も戦争仕掛けてばかりですが、フィンランド軍は深い森と雪を巧みに利用して、ソヴィエト軍は結構苦戦するんですよね^^;
本当に、ただ「突っ込め!」だの「死守しろ!」だの言ってればいいお偉いさんは、気楽なもんです^^;
まぁ敗ければ戦争犯罪者として死刑が待ってるので、彼らは彼らなりに、ある程度は必死だったのかも知れませんが^^;
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